フローチャート

テクノス株式会社のお薦めするナチュラルミネラルウォータープラントは、世界に誇れるミネラルウォーターを生み出します。 ここでは、一例をフローチャートで紹介いたします。
テクノス株式会社では数々の実績経験を生かし、無菌充填機9バルブ&キャッパ3ヘッドの低能力から200BPM at 2Lまでの各種プラント設計・施工を行います。    

無菌充填プラントの最重要項目

テクノス株式会社は、ミネラルウォーターの製造で一番注意しなければならないボトルの汚染によるカビの発生防止対策として、テクノス社の特徴のあるノズル挿入式リンサーと電解水によるアセプティック充填システムを開発した。

リンサーは、電解殺菌水とスプレーノズル挿入式リンサーの組合せによりボトルの無菌化を行なうシステムである。これはボトルの中に30°の角度に拡がるスプレーノズルを挿入して洗浄を行なうもので、特に2LのPETボトルの場合は長方形のため、ボトルの底部四隅を完全に洗浄し、すすぐ必要がある。まず1台目の殺菌用リンサーで塩素濃度20—30ppmの電解殺菌水を吹き付け20秒ボトルに接触させた後、もう1台のすすぎ用リンサーにより無菌水で洗浄し完全に無味無臭とする。接液部は電解殺菌水を使用しても錆びないようSUS316を使用しており、リンサーのオーバーホールは3年間不要という。また使用する電解殺菌水の殺菌力は次亜塩素酸の同一濃度比30倍と高く電解殺菌水製造機はムダのない100 % (pH5. 0 ~7.0)の電解殺菌水が製造可能となっている。厚生労働省から食品添加物として認可されている殺菌水で、ランニングコストが安価で臭気も少ないのが特長である。高温でボトルを殺菌するとアセトアルデヒドがボトルから溶出するので注意が必要である。

一方、充填システムは、エアシャワー室を含めた充填室をクラス1000のクリーンルームとして、このクリーンルーム内にさらにクラス100のクリーンブースを一体方式とした非加熱無菌充填用の充填機/サーポキャッパーを設計・製作・販売している。この充填機は、電磁流量計とダイヤフラムバルブの組み合わせによりサニタリー性に優れおり、二段コントロール式ダイヤフラムバルプの採用により高速充填にも対応している。キャッパーは、サーボモーターを使用したリングコーン式トルクドライバーによりキャップの締めトルクをデジタル表示し、オプションでプリンターによる記録紙出力も可能となっている。

同社では,無菌プラントの重要項目として
①ポトルの無菌対策
②キャップの無菌対策
③接液部の無菌対策( 8 5 ℃ 3 0分間循環熱水殺菌)
④充填室の無菌対策(クリーンブースは実測値で0.5 mの塵埃をゼロにする)
⑤オペレータ-の教育
を掲げ,今後も安全なプラントとサービスを提案していきます。    
   

非加熱無菌常温充填ボトリングプラント
(アセプティックプラントとクリーンルーム)

ハセプ仕様の非加熱フレッシュパックのミネラルウォーター工場が、岐阜県・奥長良川名水館で稼働中ですので、実施例を述べさせて頂きます。

この事業主体は岐阜県森林組合と洞戸村の第3セクターで、関係者は全くの素人の為、建築設計から、建屋の入札立合い、プラント完成まで全てテクノス社へ一任され設計・施工致しました。

受注から竣工までの期間は年末年始を含めて約6ヶ月で、平成11年6月に完成しました。

竣工後3ヶ月間のオペレーター教育を実施し、今日まで無事稼働しており、内外の多数の技術者の工場見学もあり、完成度の高いミネラルウォーター工場だと好評を博しています。出来上り製品稼働率は85~90%以上です。

10年前には国内及び外国のミネラルウォーターのカビ発生が頻発し、新聞・テレビ等で報道されたことは記憶に新しいと思います。飲料業界の技術者達は、種々の飲料の中でもミネラルウォーターのアセプティックプラントが一番難しいと言われますが、その理由はミネラルウォーター以外の飲料では、殺菌高温充填や酸化防止剤の使用が許されていて、しかも賞味期限が短いからです。

従いまして、この工場では考えられる殺菌対策設備は全て実施しました。

アセプティックプラントの非加熱無菌充填の重要項目と各種クリーンルームの仕様・図面・実施値及びクリーンルームのハセプのマニュアル資料を参考にしていただければ幸いです。

付加価値の高い水素水は非加熱無菌常温充填方式でないと製造できません。
※中国・東南アジア諸国ではオゾンガスを水に添加して充填していますので、酸化水になり、還元水である水素水は製造出来ません。