マグライン(ステンレス磨耗粉吸着除去器)

HACCP対策の決め手にマグライン!

原料内に含まれる鉄粉及び製造設備の腐食や磨耗により、液体・粉体の中に混入したステンレス微粉はクロム/ニッケルアレルギーを引き起こし、とても有害です。
本品を導入することで製品事故がなくなり、製品の回収問題が発生することが無くなります。

【特徴】
  • 微磁性体粉(ステンレス磨耗粉)の除去
    エレメントの高磁力化(12,000ガウス以上)で、今まで不可能とされていた製品に含まれたステンレス系微磁性体粉の除去を可能にしました。

  • クリーニングはワンタッチ
    吸着微粉は、マグネット棒をケーシングから引き上げることで簡単に除去できます。

  • 12,000ガウス以上の強力マグネット7本
    従来の金属探知機では探知できなかったステンレス微粉も吸着できます。
  • マグライン マグトロン
    ワンタッチクリーニング式 直接吸着式 サイクロン式
    <実証>マグラインの実力(お客様の声)
    使用ライン名 A社 平マグトラップ B社 棒状マグトラップ テクノス社 マグライン
    1 果汁関係 少々 少々 少々
    2 果汁関係 少々 やや多い やや多い
    3 ピューレー 少々 やや多い 多い
    4 ピューレー 少々 やや多い やや多い
    5 ピューレー 少々 多い すごく多い
    3社のマグネット式トラップで5種類の液状品のテストを実施。
    テクノス株式会社マグラインでの除去が多く見られた。
    特に高粘度の液状品に対しての差が明確で有効性が確認された。


    マグラインがステンレスを吸着除去できる理由


    ステンレス鋼には主に下記の2種類があります。
  • オーステナイト系  非磁性体 SUS304 SUS316
  • マルテンサイト系 磁性体 SUS410 SUS430

  • 本来、非磁性体で磁石に吸着しないオーステナイト系のステンレス鋼でも、何らかのショックや溶接・摩擦を加えると、マルテンサイト系(磁性体)への塑性変形が起こり磁性を帯び(磁石に吸着するようになり)ます。

    ※塑性変形とは、粘土の様に、外から力を加えると形が変わりその力が無くなってもそのままの形が残る性質、もしくはその状態をいいます。例えば、切れ、千切れ、捻れ、削れ、プレス等はもとよりバフ研磨のような表面磨きにおいてさえ塑性変形が起こり、磁性が発生します。

    食品や医薬品工場における製造ラインは、そのほとんどがSUS仕様化の為、金属異物は鉄系から非鉄、特にSUS系へと移行しています。一般にSUS304/316/316Lが製造ラインの部品材料として使用されますが、これらはいわゆる非磁性体として認識されています。この為、SUS仕様の製造ラインで発生するSUS系の異物除去には磁石は利用できないと考えられてきました。
    しかしながら、上記で御説明しましたように非磁性SUS系でも、塑性変形を受けた場合には、弱いながらも磁性を持つようになります。
    ところが、従来の磁力の弱い製品では「塑性変形の度合いの低いSUS」=「弱い磁性のSUS」を除去する事は困難で、一時的に吸着しても製品の流れに負けて再混入してしまう等、問題解決には程遠いものがありました。
    テクノス株式会社のマグラインは12,000ガウス以上の強力な磁力ネオジュウム系希土類磁石の採用でSUS系異物に限らず、弱磁性体非鉄金属や超微小金属のコンタミコントロールを実現しております。


    ワンタッチクリーニングタイプ 4Sマグライン(流速毎秒1m以下でコカ・コーラで使用)